2014年の音楽シーンは順当にAKB48とジャニーズとEXILEが表舞台を独占し、ボーカロイド曲が対抗軸を代表するという構図が温存されたかに思われた。
しかし、いまや音楽の「ヒットの度合い」を測ることはきわめて難しく、媒体によって、あるいは調査対象の選び方によって、消費者層の偏りだけがはっきりと観測され、売り上げ枚数や再生回数が「何を示しているのか」はかえって一言で言い表せないという状況がかつてなく鮮明になっている。
ポピュラーカルチャーとしての音楽はどうなってしまったのか?そんな中でそもそも「2014年総括」などできるのだろうか?
今回は、『すべてのニュースは賞味期限切れである』を上梓したばかりの速水健朗をゲストに迎え、同世代であり、関心領域を近しくしつつも対談の機会がなかったさやわかとお互いの来し方を振り返りつつ、そこにある違いの中から現状が招かれた理由と今後の展望を占う!
【登壇者プロフィール】
速水健朗(はやみず・けんろう)
フリーランス編集者・ライター。1973年生。著書に『ケータイ小説的。――“再ヤンキー化”時代の少女たち』(原書房)、『ラーメンと愛国』(講談社現代新書)、『1995年』(ちくま新書)など。2013年12月、新著『フード左翼とフード右翼』(朝日新書)を刊行。
さやわか
ライター、物語評論家。1974年、北海道生まれ。『クイック・ジャパン』『ユリイカ』などで執筆。関心領域は物語性を見いだせるもの全般で、小説、漫画、アニメ、音楽、映画、演劇、ネットなどのカルチャーを幅広く評論する。現在『朝日新聞』『ゲームラボ』等で連載中。星海社のウェブサイト『最前線』内で投稿コーナー『さやわかの星海社レビュアー騎士団』も運営している。単著に『僕たちのゲーム史』『AKB商法とは何だったのか』『一〇年代文化論』がある。
TwitterのIDは@someru。

2015年01月30日 18:57 | 開演 |
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