1990年代とはどんな時代だったのか?
批評家・大澤聡が編者となり、この8月に刊行された『1990年代論』。
当時青春時代を過ごした70年代・80年代生まれの世代の論者が、
社会と文化の諸相を20のテーマから論じた、あたかも90年代百科事典のような本である。
90年代は日本の社会と文化にとって、どんな時代だったのか。
それはどのような転機をもたらしたのか。エヴァンゲリオン論や新興宗教建築論など、90年代文化にも多くの著作のある建築批評家の五十嵐太郎(1967年生まれ)、文化をオールラウンドに論じる批評家のさやわか(1974生まれ)、そして『ゲンロン』の「現代日本の批評」シリーズでも大活躍の大澤聡(1978年生まれ)が、90年代を語り尽くす!
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《 イベント「メディア/都市/コンテンツ――『1990年代論』から考える」に寄せて 》(10月03日 大澤聡)
『1990年代論』はこんな文からはじまります。「九〇年代の亡霊たちが日本社会を徘徊している。/……どころの話ではない」(序文は「ウェブ河出」で試読可能)。政治や社会の領域に目をむければ、90年代が積み残した大量の課題に私たちは悩まされどおしだし、カルチャー方面に目をむけてみても、あの時代に完成したフォーマット群がいまなお使いたおされている。というよりも、当時の固有名の大部分はかわらず現役でありつづけている。ようするに、「90年代的なもの」は私たちの社会や生活のいたる局面にべたーっとひろがって、すっかりインフラと化しています。その意味を一度きちんと吟味すべくこの本はつくられました……(全文は以下のリンクからご覧ください)
「メディア/都市/コンテンツーー『1990年代論』から考える」 – ゲンロンカフェ
http://genron-cafe.jp/event/20170714/
※イベントが続いている場合でも、生放送は24:00で終了します。ご了承ください。

2017年10月06日 18:57 | 開演 |
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