鎮守府に着任した提督は普通の鎮守府と同じような着任手続きをまず行い。
それの確認を以て手続き上はその鎮守府提督として大本営に登録される。
だが…この鎮守府を知っている者にとってそれは本格的な手続きの前段階に過ぎない。
その翌日から数日の間で既にこの鎮守府の異質さを痛感する事になる。
事「性に対しての認識」と言う事に関して艦娘達の奔放さは動揺を禁じえない事だろう。
そんな鎮守府の裏の着任手続き…いや…「真の着任手続き」…それが…
「初期姦制度」である。
一言で言えば…「初期艦誰か一人を選び。性行為をする事」である。
これをもってここに所属する艦娘達に改めてここに新しい提督が着任したという認識と通知が広がる事になっている。
誰か一人何て言わず全員と交わっても構わないし、この場でそれを始めたとしても誰もその事を咎める事も止める事もしない。
そして場所を変えても結局の所は同じと言える状態がこの鎮守府にはあった。
なぜか?…その真実は…「妖精特製の隠しカメラがそこかしこに設置されているから」である。
艦娘か妖精、あるいはそれに近い力や装置を持ったものでない限りそれを視認する事は出来ず高解像度の上に音声を拾う事も出来るそのカメラは鎮守府内。特に全屋内においては死角を作らない程設置されている。
要するにである…「どこでやろうとその一切が実況中継される事に一切変わりはない」という事である。
但し、この制度には一つ絶対的な条件が存在する…それは。
「性行為を含めた一切の性的行為をこの鎮守府所属艦娘にする時。その最初の相手とするのはこの五人の誰かでなければいけない」と言う事である。
これを犯す時…提督としての地位剥奪をはじめとした鎮守府内の全権限が剥奪される上で憲兵隊に捕縛の後に刑事処分。
その罪状は…
「機密地域への不法侵入罪」と「婦女暴行罪(未遂でも現行犯として処理)」その上で状況証拠から更なる余罪があれば追加される。
彼女達が守る「風紀」と「秩序」を守る為に提督が邪魔と判断されればその瞬間において提督では無くなるのである。
そしてその手続きの完了を以てこの鎮守府の真の顔を提督は知る事になる。

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