[初月]
言葉だけじゃ終わらないんだよ!
ボクの戦争じゃなかった!
お前にやれって言われたんだ!
ボクは艦娘の捜索や海域突破にベストを尽くした!
だが誰かがそれを邪魔した!
内地に戻ると、空港で[赤レンガ]どもが抗議してきた!
ボク達の事、探索も出来ない無能だとか言いたい放題さ!
連中に何が言えるんだ!奴等はなんだ!
書類整理ばかりでホントの戦争も知らないくせに!
[五十鈴大佐]
皆失望して苦しんでいたのよ。もう過ぎた事だわ。
[初月]
君にとってはな!!!
ボクには帰国後の人生なんか空っぽだ!
戦場じゃ礼節ってものがあったんだ。
仲間と助け合い支えあっていた。
ここじゃ何もないんだ…。
[五十鈴大佐]
アナタは私にとって最後の戦友よ。
野垂れ死にしないで!
[初月]
あっちじゃ航空機も飛ばした、戦車にも乗れたよ!
100万もする艦娘艤装も自由に使えた!
それが国に戻ってみれば鎮守府の清掃員にもなれない!
惨めすぎる…こんな…こんな事って…。
皆どこ行ったんだ…畜生…!
航空隊にも友達がいた。
みんないい奴だったさ。
あっちじゃ友達はごまんといた。
それなのにどうだ?
この国には仲間なんて誰もいないんだ…!!
いやぁ、せっせとE-5-3掘りをしていると掘り対象が中々出なくて、暗々たる気持ちになった時の息抜きに「ランボー」を観ていたら、ふと思いついたネタです。
「自分はもしかしたらキャプション中の[赤レンガ]になっていないだろうか?」と言う自戒を込めて。
尚、元ネタの映画では紛れもない名シーンです。
ランボーが怒り以外の心情を初めて吐露するシーンで彼の暴走の訳が分かるシーンです。
八つ当たりの様に暴れまわった事は許される事ではないですが、彼もまた戦争の犠牲者だったと言うわけです。

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