人間の街からようやく戻ってきた魔女っこたち。
早速中断されたお茶の続きです。
「あー、もう疲れたー」
「今度こそ誰にも邪魔されずにおやつをいただきましょ、なりテトちゃん」
「すでに深夜の時間だけど、私たちはダイエットとか無縁だから大丈夫」
「夜更かしは魔女のたしなみみたいなものよ。迷いの森は常に空がたそがれているけど」
「ねえ、わいちゃん。今日はもう呼び出しないよね? 私たち修行中だから残業手当みたいなのまったくつかないし」
「本当、どこぞのブラック企業も真っ青の勤務体系よねえ。半人前はツライわあ」
「今日はお風呂入ってさっさと寝ちゃうに限る。たまには朝日を浴びなきゃ」
「いつも陽が沈みかけの空だけど、朝焼けだと思えば悪くないわよ」
――1時間後。浴室から呼び出されて、慌てて箒に飛び乗る魔女っこたちでありましたw

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